《散歩》横浜のオールドディープスポット野毛と前川國男の建築物を訪ねる。

はじめに

野毛とは横浜市中区にある地名で

東海道と横浜港をつなぐ交通の要所でした。

明治時代に桜木町駅が開業し栄えました。

桜木町駅は大正時代まで横浜駅の名称でした

明治時代に開通した日本最初の鉄道(新橋 – 横浜間)の

横浜駅は現在の桜木町駅となります。

飲食店が600店も集まる繁華街であり

ゲイスポットとしても有名な街です。


アクセス

野毛へのアクセスですが

JR根岸線、横浜市地下鉄の桜木町駅か

京浜急行の日ノ出町駅が

最寄り駅となります。


前川國男建築群

神奈川県青少年センター

前川國男建築群は野毛から少し離れてますが

野毛からは野毛山の切通しである横浜駅根岸線道路

桜木町駅からは紅葉坂を通ってきます

どちらにせよ、すごい急坂となりますのでご注意ください。

神奈川県青少年センター
竣工:1962年
設計:前川國男
神奈川県横浜市 西区紅葉ケ丘9-1
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ch3/index.html

神奈川県立音楽堂神奈川県立図書館

神奈川県立音楽堂・神奈川県立図書館
竣工:1954年
設計:前川國男
神奈川県横浜市西区紅葉ケ丘9-2

神奈川県立音楽堂
https://www.kanagawa-ongakudo.com/
神奈川県立図書館
https://www.klnet.pref.kanagawa.jp/yokohama/

神奈川県婦人会館

神奈川県婦人会館は2022年3月で閉館してしまいました

ビル側面にあった神奈川県婦人会館の文字も消えております。

調べたところ、跡地活用に関しては情報はありませんでしたが

ぜひとも残してほしいものです

神奈川県婦人会館
竣工:1965年
設計:前川國男
神奈川県横浜市西区紅葉ケ丘2番地

ディープスポット:野毛山の連れ込み旅館

野毛坂近くに山を切り通した急坂がある

横浜駅根岸線道路と呼ばれる通りで

そのすぐ脇道を入ると成田山新勝寺横浜別院の裏手になるのだが

なんともさびれた怪しい旅館が数件ある

調べるとこちらは野毛で有名な連れ込み旅館

昔のラブホテルのようなものかな

場所が場所だけに男性同士というシチュエーションもありそうな

ディープスポットです。


野毛の繁華街

野毛の繁華街中心部

奥には大きくソープランドの電飾があるビル

ここに来るまでは野毛はあやしい街の印象でしたが

飲食店には比較的若い年齢層が多く

普通の飲み屋街でした。

どこの通りも賑やかなため

あぶないということは一切ありませんでした


小さな飲み屋が密集した地域にある串揚げ屋さん。

レトロな雰囲気を醸し出してます。


野毛都橋商店街ビル(ハーモニカ横丁)

野毛で一番有名な建築物

野毛都橋商店街ビル(ハーモニカ横丁)

川沿いにある曲線を描いたなんとも不思議な長屋風建築物

1階と2階に合計60件もの飲食店が入居している。

建物は東京オリンピックの年、昭和39(1964)年に竣工。

野毛都橋商店街ビル(ハーモニカ横丁)
神奈川県横浜市中区宮川町1丁目11

野毛のハッテン場 映画館「光音座」

小さな映画館があるなと思い近寄っていくと

あやしげなポスターたちが見えた。

光音座1がゲイ映画、光音座2がポルノ映画

ポルノ映画館でさえ絶滅危惧種に近いのだが

ゲイ映画館は初めて目の当たりにする。

おそるべし野毛。

中は映画そっちのけで

ハッテン場(男性同士の出会いの場)となっているらしい。

野毛にはゲイ専用の飲み屋やバーもあるとのこと。

興味が無い分野なのでこのくらいにしておこう。


あとがき

横浜と言うと港町、西洋建築、みなとみらい21など

観光地で華やかなイメージがあるが

伊勢佐木町や野毛町は昔からある労働者の飲み屋街

チェーン店には無い良さがあり、たぶんコスパも良いのだろう

たくさんの人が楽し気に飲んだくれていた。

また探検したい街を見つけたな。

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