《レトロ建築めぐり》重要文化財級の建物家の系譜鳩山家 文京区音羽鳩山会館へ行く その1

プロローグ

今回の建物見学は

ゴールデンウィーク明けの8日に

文京区音羽の鳩山会館へ行ってきました。


コロナ禍の自粛もだいぶ落ちついて来て

建物見学もだいぶ元の状態に戻りつつありますね。


アクセス

最寄り駅はメトロ有楽町線の江戸川橋駅か護国寺駅です。

江戸川橋駅の方が若干近いと思います。

私は江戸川橋駅から徒歩で行きました。

東京都道435号音羽池袋線と言う大きな道路がまっすぐ伸びておりますので

道に迷うことは無いでしょう。


鳩山会館概要

竣工は1924年、関東大震災の翌年です。

建築家は岡田信一郎

旧歌舞伎座や安田生命館、上野の黒田記念館など

コンクリート造りで大きな建物が多いですが

私邸の設計は殆どありません。

岡田信一郎は49歳で亡くなっており

現存の建築も少なくなってきてます。

そういった意味でも鳩山会館は貴重です。


正門から入口へ

鳩山会館入り口に到着しました。

だいぶ昔からあった向かって左隣の廃屋は無くなってましたが

何か建物が立ちそうな気配でした。

門塀についている家紋は鳩ではありません。雁です。

勘違いしそうです。


玄関口

門から傾斜のキツイ坂を上ると

お屋敷の車止めが見えます。

さらにそこから階段を登ると受付となります。

入館料は大人600円(アソビューでの前売りだと500円)となります。

玄関から車止めを写して見ました

iPhoneProの広角レンズでもギリギリです。


庭園から見る鳩山会館

薔薇がきれいでした。

一番良い季節に来た気がします。

薔薇目当てのお客さんも多く、賑わっておりました。


応接室

まずは1階内部です。

まずは1階内部から

応接室2から見る応接室1

応接室では鳩山会館の紹介ビデオが常時流れております。

応接室2の左角には現当主で鳩山会館を相続した

鳩山由紀夫元首相の胸像が鎮座しております。


アダムススタイルの応接室2

ソファには座ることも可能です!!

本当の金持ちは小さなことにケチじゃない。すごい。


食堂

食堂
奥様達がそこらへんの喫茶店のように

座ってお話をしております(顔は消しました)


装飾

応接室2からサンルームへの欄間部分にあるステンドグラス

※鳩山会館のステンドグラスはすべて小川三知作となっております。


応接室2の欄間部分です。


玄関の装飾


お屋敷の面積は大きいですが

目黒の前田侯爵邸や旧朝香宮邸と比べると

豪華絢爛とまでは行かず、比較的シンプル

しかしながら、細かな装飾まで凝っていております。

鳩山家は代々政治家の系譜ですが

民間人として立身出生した鳩山家を象徴した

素晴らしい建物です。

その2に続く


鳩山会館
https://www.hatoyamakaikan.com/
竣工:1924年
設計:岡田信一郎
東京都文京区音羽1-7-1

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