《近代建築めぐり》設計吉阪隆正とU研究所、大学セミナー・ハウスを訪ねる

はじめに

DOCOMOMO JAPAN 主催「DOCOMOMO in DISCONT ~文化遺産としてのモダニズム建築展」と

大学セミナー・ハウス見学会が開催されました

私の場合、たまたまDOCOMOMO JAPANの公式Twitterで知ることができ

電子チケットで空きもあったため即購入

5/14 現地訪問してきました。

千葉から八王子の多摩丘陵は遠かったですw。


アクセス

〒192-0372東京都八王子市下柚木1987-1

車の場合

高速自動車道をご利用の場合、最寄りは中央高速道・八王子I.C

中央高速道・八王子I.Cから大学セミナーハウスまでは約10km(第一出口約6km)、

国立府中I.Cからは約11kmです。圏央道・高尾山I.Cからは約11kmです。

電車の場合

JR八王子駅、京王線北野駅、京王相模原線南大沢駅 利用となります

私は京王線北野駅からバスを利用しました。

当日来られた方も北野駅からバス利用が多かったようです。


大学セミナーハウスについて

1965年学生運動でキャンパスが使えない代わりに

都内主要大学の連合組織の共同運営という形で

セミナーハウスが創設されました


設計者:吉阪隆正とU研究室

吉阪隆正(1917年2月13日 – 1980年12月17日)はル・コルビュジエに師事

その後、早稲田大学構内に吉阪研究室(後にU研究室へ改称)を開設

代表的な設計は江津市市庁舎やアテネフランセ

また、登山家でもある吉阪は山小屋(ヒュッテ)やロッジの設計も多く手掛けている。


本館

三角形を逆さにして地面に刺したような逆ピラミッド

楔を刺したようなと形容されている

大学セミナーハウスのシンボル的建築物

いろいろな角度から。

脳がバグりますね。

丘陵部分から本館へと繋がる橋

逆三角形のため、最上階が一番広いフロアとなっております。


長期館

長期滞在用の建物

長期間と長期館を掛けたのだと思います(本人に聞けばよかったです。)

設計は富田玲子氏、丹下研究室、U研究室、象設計集団設立に所属した方

当日午後からのレクチャーのため

ご自分で設計された長期館にいらっしゃいました。

入り口部分。

後ろ側から見ると立方体が幾重にも重なって見えます。

左側が富田先生です。

仕切りのない部屋が、らせん階段のように上へ下へと続いています。

土台に部分はこんな感じです。

エアコンの室外機もここに置かれてました。


講堂


図書館セミナー室


大学院セミナー室


松下館宿泊室

屋上部分です。乗ると踏み抜けてしまうと言われてました

かなり柔らかい素材なのでしょう。

ポリカーボネート量産前なので強化プラスチックなのかなぁ


記念館宿泊室


ユニットハウス


国際館宿泊室

傾斜地にきれいに建ってます。


中央セミナー室

こちらはピラミッド型

本館との対比が面白いです。

しかし入り口はこんな形

こちらで展示会が行われてました。

中は結構広いです。


目が見えますよと言われてたが

なかなか凝った作りである。


大学セミナーハウス
竣工:1965年
設計:吉阪隆正+U研究室
東京都八王子市下柚木1987-1
DOCOMOMO JAPAN選定

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